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CDレビューというより、CDや作品自体に対する
思い入れやこぼれ話
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ルドルフ・バルシャイ指揮 モスクワ室内管
E.スミルノフ(Vl)他 ついに、ヴァインベルクの時代が到来した・・・! シチェドリン? シュニトケ? ペルト? グバイドゥーリナ? もう古い古い。 Naxosやcpo、Chandos等からの怒涛のCDリリース、さらにはヨーロッパの音楽祭で ヴァインベルクの作品だけのプログラムを組まれるなど、その復権は異常とも思えるほどだ。 今やヴァインベルクはすっかり人気作曲家の仲間入りを果たしたようだ。 一部の心無い批評家たちによる、ショスタコーヴィチの亜流だの面汚しだのといった 悪意とも取れる評価に対して、この近年のリヴァイヴァルはまさに汚名を雪いだ証であり、 昔からの隠れファンとしては、大いに溜飲を下げるところだ。 時代がやっと彼に追いついて来た、ということだろう。 同志達よ、もう隠れファンをしていることはやめようではないか。 ただ、この復活への足がかりは、ヴァインベルクのCDをシリーズで20枚近く出し続けていた 今は亡きOLYMPIAレーベルの慧眼の為した業であることを我々は忘れてはいけない。 思えば、OLYMPIAレーベル健在なりし15年ほど前、神保町の新世界レコードでもらった OLYMPIAのサンプルCDの中に収められていた第6番の第一楽章の抜粋が この作曲家との初対面である。冒頭いきなりチャイコフスキーの弦セレかと思ったが(笑) この冒頭部分を聴いて打ちのめされた私は、以後、ビンボー学生だったゆえ全てを 買い揃えることは出来なかったが、極力ワインベルクのCDを収集することにした。 結果的にバレー音楽「黄金の鍵」の組曲などは手に入れるタイミングを逸して現在に至り、 Amazonのマーケットプレイスで高値を付けられた同CDの購入ボタンをクリックするか否かに 苦悩する日々が続いている。ポッと安く出品されないだろうか・・・ ヴァインベルクといえば、何かにつけてショスタコーヴィチとの関連性が指摘されるが、 音楽院などでの公式な師弟関係はなく、その関係は良き先輩・後輩であり、 また良き友人同士といったものであった。 彼らは作曲のアイデア等を交換し合い、また他の作曲家の良い作品に出会えばすぐに一聴を勧めた。 つまり、お互いが刺激し合い影響を与えながら、切磋琢磨して作曲活動をしていたのである。 そんな二人の関係において、ヴァインベルクだけがショスタコーヴィチの良いとこ取りをして のうのうと作曲家の肩書きを振りかざしていたということは到底考えられない。 むしろヴァインベルクの真摯な生き様にショスタコーヴィチの方が影響を受けたのでは ないかと思ってしまうほど、ヴァインベルクの前半生は過酷を極めるものだったのである。 独立間もないポーランドでユダヤ人音楽家の長男として生まれたヴァインベルクは、 ナチス侵攻の際ソ連邦に亡命したが、ワルシャワに残った両親と妹は収容所で殺されている。 亡命後も、ジダーノフ批判に名前が挙がったり、反ユダヤ主義政策の下、 義父が処刑され、自身も逮捕されるなど心の休まる日々はなかなかやって来なかった。 スターリンの死によって公式に名誉が回復されたのが34歳の時。 以後はショスタコーヴィチの擁護などもあり、何とか作曲活動に専念できるようになる。 コンドラシンやバルシャイ、フェドセーエフ等、名だたる指揮者によって作品も録音され、 1980年にはロシア連邦人民芸術家の称号を授与された。 とはいえ、海外では依然として無名のままで、かといって国内でも ボリス・チャイコフスキーやシチェドリンのような大衆の人気は得られず、 ソヴィエト楽壇においてはひたすら地味な存在であり続けた。 ちなみに当CD、オリンピアのシリーズVol.4リリース時点ではまだヴァインベルクは存命していた。(裏面にはVol5以降から没年がクレジットされている) つまり彼はCDという当時の最新の録音媒体が、自分の音楽を遍く世界に流布させる可能性を 最晩年になって多少なりとも認識したわけである。 これを作曲家冥利に尽きると感じたかどうかはわからないが、 命からがら逃げ込んできて骨を埋める覚悟でいた国家の体制崩壊が 昨今の人気の一因となっているとしたら、運命の女神はかなりイジワルだと思う。 PR ヴェロニカ・ドゥダロヴァ指揮 モスクワ響 ウラジーミル・フェドセーエフ指揮 モスクワ放送響 A.ヴェデルニコフ(バス)、 |
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マイナーなクラシックの他、国内外のハードロック、へヴィメタルも守備範囲。
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